皆さんこんにちは!
8月21日(水)の講義内容は「エイベックスのアニメ事業」でした!
実際に、エイベックス・ピクチャーズの社長を務めておられる勝股様を講師にお招きし、エイベックスならではのアニメ事業の特徴や、現代のアニメ産業の動向、現在大ヒット中の映画「ルックバック」のヒットの要因まで詳しく講義でお話しして下さりました。
EBでしか聞けない貴重な講義内容になっていますので、
ぜひこのレポート記事を最後まで読んでいただけると嬉しいです!
講師プロフィール
エイベックス(株) 執行役員
エイベックス・ピクチャーズ(株) 代表取締役社長
株式会社アニメタイムズ社 代表取締役社長
株式会社aNCHOR 取締役
FLAGSHIP LINE株式会社 取締役
勝股 英夫
【エイベックスのアニメ事業の特徴】
今年で創立10周年を迎えるエイベックス・ピクチャーズの特徴としては、オリジナル作品のコンテンツ力にあります。
アニメ映像作品には漫画や小説を原作とするアニメ作品と、原作のないオリジナルアニメの2つがあり、
「おそ松さん」、「KING OF PRISM」、「ユーリ!!! on ICE」などのヒットコンテンツを生み出しています。
また、エイベックス・ピクチャーズグループ全体として、スマイルカーブ戦略を取っており、上流(作品開発)と下流(BtoC)にまたがる事業を展開しています。コンテンツ制作だけでなく、アニメタイムズなどの配信プラットフォームの運営までグループ全体で行っているのもエイベックスのアニメ事業の強みになります。
【アニメ・コンテンツ市場の動向】
世界のコンテンツ市場は、コロナ禍の需要拡大を経て上昇傾向にあります。
日本のアニメ市場の売上は10年間で約2倍に増加しており、近年では興行収入100億円のヒット映画が複数登場するなど日本国内のみならず全世界で日本のアニメ文化が浸透しています。
また、アニメ産業は他のバリューチェーンと密接に関わっており、アニメのヒットはその後のイベントやゲーム、グッズなどの売り上げに大きく貢献します。
【Q&A】
Q.映画「ルックバック」のヒットの要因は何かありますでしょうか?
A.藤本タツキ先生の原作が非常に良かったこともありますし、押山清高監督の作画力にあると思います。
「ルックバック」は700カットほどあるのですが、その半分を監督自ら作画しているので作画の力は非常に大きいと思います。
内容に関してもクリエイターの魂の結晶のようなテーマだったので、この作品の制作過程でも、原作者や監督、アニメーターなどのクリエイター魂が感じられ、感動に繋がったのではないかなと思います。
Q.今後エンタメ業界に携わりたい人がみておくべきだと思う作品はありますでしょうか?
A.自分が興味のある作品を見たらいいのではないかなと思います。
この作品がお手本になるというものでもないですし、好きなジャンルだったりも人それぞれなので、自分の心に響くような作品を見ていただけたらと思います。
Q.海外でヒットしやすいアニメ作品の特徴は何かありますでしょうか?
A.普遍的なところがある作品ですかね。
少年ジャンプのテーマである友情・努力・勝利みたいなものもそうですし、国境の壁を超えて世界で受け入れられている作品は、どれも普遍的なものをテーマにしているものが多いように感じます。
今回の講義レポートは以上になります。
次回の講義レポートは「エイベックスのIT・テクノロジー領域への取り組み」になりますので、そちらもぜひお楽しみに!
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