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2024.03.08

【講義レポート】〜エイベックスのイベント制作〜

【講義レポート】〜エイベックスのイベント制作〜

皆さんこんにちは!
12月13日(水)の講義内容は「イベント制作概論」でした!
今回も講義内容の一部をお届けします!

講師プロフィール

エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ(株)
イベント制作グループ ゼネラルマネージャー
坂本 茂義

エイベックスのイベント制作

【イベントについて】

イベントとはある場所に人(ファン)を集めて、マネタイズしていくもの。
デジタル化が進んだ現代において、「時間」「場所」「目的」が限定されてしまうため、収益的には上限が見えてしまう。
しかし、ライブやイベントは直接ファンに対して感動を届けられるため、人の心を揺さぶり、動かすことができる唯一の事業でもある。

エイベックスのリソース
・アーティストやタレント、アニメ、映像、イベントなどのIP。
・それらを創出する組織やアイデア、社員。
このようなリソースを保有している中で、そのリソースを活用したイベント企画ではなく、坂本様は「文化形成の寄与」「新規領域への挑戦」「グローバル戦略」をキーワードにエイベックスのイベント制作グループが実際に企画したイベントを2つ紹介していただきました!

 

エイベックス イベント制作

【主なイベント制作実績】

1つ目はSTAR ISLANDです。
これは、「伝統花火」と、「最先端テクノロジー」である3Dサウンドやレーザー・ライティング、「パフォーマンス」がシンクロした未来型花火エンターテインメントです。近年廃れてきている日本花火という伝統文化の発展を軸に企画されたもので、シンガポールやサウジアラビアなど海外を中心に展開している花火イベントです。

2つ目は、RAGEです。
これは、次世代スポーツ競技「eスポーツ」に様々なエンターテインメント性を掛け合わせたeスポーツイベントおよび、新たな常識に挑戦するeスポーツエンターテインメントです。海外ではE-SPORTSの人気も高く大規模イベントを開催している中で、日本でもeスポーツを盛り上げるべく力を入れている事業の一つです。
このように幅広く事業推進した結果、グローバルIPを保有している企業という新たな企業イメージの獲得に成功しました。

 

エイベックス イベント制作

【質疑応答】

Q.発想力をつけるために意識していることはありますか?

A.常に視野を広げて周りをみることですかね。日頃から身の回りのものに「なんでだろう?」と疑問を持つようにしています。EB生の皆さんも【なんでだろう星人】になってみてください(笑)

Q.各国の伝統文化の中で再建した・廃れていたが潤った領域などはありますでしょうか。また今まさに注目されて始めている領域はありますか?

A.日本国内においてはクリエイターも含めて若者全体が伝統文化を盛り上げようとしているのでチャンスが多いのかなと思います。具体的な領域はわかりませんが、SNSの普及などで個人がよりフォーカスされるからこそ、個々の発信が多くの人の注目を浴びて伝統文化が再建するということも十分にあり得ると思います。

Q.どういった人と一緒に働きたいと思いますか?

A.信念があって、ガッツがあって、面白くて、優しい人ですかね!
エイベックス全体でも熱意を持って仕事できる人材を求めていると思います。

Q.コミュニケーションで大切にしていることはありますか?

A.「人の話をよく聞くこと」「否定せずに受け入れること」ですかね!
まずは相手の価値観や考え方を大切にしています。人それぞれの感覚がありますし、それがその人の個性だと思うので、否定せずにまずは聞いて感じてみることを意識しています。

 

エイベックス イベント制作

【グループワーク】

今回は、講義の後半で「世界に打ち出すイベント企画」についてグループワークを行いました!
条件は、中長期的に文化形成に寄与できるエイベックスらしいイベントを企画すること。
既存のマーケットをリサーチし、そこに対する新たな仕掛けを考えること。
対面組とオンライン組もいくつかのチームに分かれて、それぞれ意見を出し合いグループワークが活発に行われていました!約1時間ほどのワークの後に、実際に講師の坂本様にプレゼンを行いました。いくつかのチームの発表の様子をお届けします。

【K EXPO -着物と香り-】
イベント内容の特徴は2つ。1つ目は、特殊な音楽ライブステージです。avex所属アーティストのパフォーマンスで香り付きの特殊効果を演出に組み込むことで視覚と聴覚だけでなく、嗅覚でも楽しんでもらう狙いがあります。また、香りは印象に残りやすいと言われているため、その香りを嗅いだだけでライブを思い出してもらえるようにして、よりファンの満足度を高めます。
2つ目は、ファン参加型のブースです。会場は海外を想定していますが、来場者が実際に着物を着る体験スペースを設けたり、日本のレトロゲームで遊べるスペース、またVRで日本中を旅することができるスペースなど日本の文化と最新技術を組み合わた様々なブースを会場の中に用意することで海外の方により日本を身近に感じてもらえるような工夫をします。

(坂本様からのフィードバック)
STAR ISLANDでも、五感を刺激するような演出を行ってきたけれど、屋外のイベントということもあって、嗅覚に対するアプローチを行えていなかったので素晴らしい内容だと思います!嗅覚は記憶に残るものなのでリアルな体験だからこその唯一無二な世界観を作れると思います。そのほかのチームでもみなさん着物が気になっているようなので、これを1つの発見として僕も着物を活かしたイベントに挑戦してみようと思いました!!

【ソーシャルフュージョン-理想の自分との融合-】
イベントのコンセプトは、「なりたい自分になれる、コスプレへの意識革命」
このイベントは、バーチャル空間と日本の伝統文化であるコスプレ、マッチングの要素を掛け合わせた新感覚イベントです。
会場はラスベガスにあるスフィアのようなオフライン会場とオンライン上のバーチャル空間の2つあり、現実世界と切り離された空間で唯一無二の体験をしてもらえるのではないかなと考えました。
コスプレをドレスコードと指定しますが、コスプレと言ってもアニメのコスプレに限らずなりたい自分になるコスプレというものを推奨します。会場に直接来れない場合は、事前に作ったアバターでバーチャル空間に入り、会場の360度モニターに投影することでどこからでも楽しめるイベントにします。
メインステージでは、「コスプレファッションショー」を行い、日本の時代の移り変わりを着物で表現したり、日本のアニメコスプレ縛りで会場を盛り上げようと思いました。また、会場から出る時まで素顔がわからない工夫を行うことで、なりたい自分を最後まで突き通せるのではないかと考えました。

(坂本様からのフィードバック)
まず、アイデンティティも明確ですごい面白そうだなと思いました!
アバターの部分での切り口が現代っぽいなと思って、今はゲームごとにアバターを変えなければいけないけれどそれを統一することで、より自分のアバターにアイデンティティを持たせて世界市場を形成できれば面白いなとちょうど僕も考えていたところだったのですごい良い刺激をもらえました。
ドレスコードに関しても最近は特に重要度が増しているなと思っています。イベントでドレスコードを指定されるとSNS上でファンが「何着てく〜?」と呟き始めるじゃないですか、もうその時点からイベントが始まっているからワクワク感があって良いなと思います。まだ詰めきれていない箇所があると思うのでこれからこの案をもっとブレストしてほしいなと思います!

 

エイベックス イベント制作

最後に、今回は前半でインプットを兼ねた講義があり、後半ではグループワークに取り組みチームで意見を出し合い、最終的には講師の坂本様の前で発表を行いとても実りのある講義でした。実際にSTAR ISLANDなどの大型グローバルイベントの成功の裏側や、イベントを0から創造していくための考え方などを学ぶことができました。
「日常の些細なことにも常に疑問を持ち、日頃からアンテナを張ることで、見える世界が変わってくる」というお言葉がとても印象的で、アイデアの種は気づいていないだけで自分の身の回りにたくさんヒントが転がっているのだなと感じました。アンテナの張り方やモノの捉え方の重要性に気づくことができたので今後の生活に活かしていきたいと思います!

今回の講義レポートは以上になります。
次回の講義レポートは「個人課題プレゼンテーション」になりますので、そちらもぜひお楽しみに!

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