
『音楽を取り巻く 環境の変化』
また音楽市場で伸びてきているのは、やはり配信(ストリーミング)となり、2017年にはCD(フィジカル)を逆転する、といったことが起きました。その象徴的な例として全米チャート1位のアルバムですら、CDなどでの週間実売数が千を割っていたりする状況が起きており、アメリカ家電量販店最大手、ベストバイがCDの販売を終了したり、HMVの経営破綻へと繋がっています。
そんな中、日本の音楽市場についてですが、2017~2018年にかけての成長率で見ると、中国を筆頭にアジアの主要国が軒並み二ケタの成長率を見せているのに対し、日本は3.0%減となっており、停滞感は否めません。
とは言っても、まだパッケージが世界で一番売れていて、ストリーミングの占めている割合が圧倒的に低いという、この日本での音楽の楽しみ方・消費の仕方の変化を知ることが、今後の成長のポイントとなっていくでしょう。
また音楽の世界等が持つ「超先行優位性」という考えについてもご説明頂きました。

『レコード会社からエンタメ会社へ』
実に様々な携帯アプリやSNSツールの普及により、音楽が“聴く”から“遊ぶ”へ変化し、その音楽で“遊ぶ”こと自体がプロモーションへと繋がり、実際にヒットが生まれてきています。
そして従来のアーティストが主役、ではなく、オーディエンス、つまり自分が主役といった超参加型のコトが増加しています。
このように「モノを作って売る発想」から「コトを創って売る発想」へとビジネスの視野を拡大することと、「デジタルトランスフォーメーション」という、テクノロジーの変化によってサービスのあり方を変え、価値を広げるという所に、日本の音楽市場が成長していく鍵がある、とレクチャーして頂きました。
『エイベックスのビジョン』
そして最後に丹執行役員本部長より、実際にチームの部下へアドバイスしていることを、参考になればと教えて頂きました。
こちらでそのすべてをお伝えすることが残念ながらできませんので、一つだけピックアップさせて頂きますと、
これまでの知識・経験だけでなく、思考力が重要視される時代。「なぜ?」 をいつも考えることがとても大事だと教えて頂きました。
ありがとうございました。
そして本日2コマ目の講義の後半からは、
エイベックス株式会社
事業統括グループ プロジェクト推進ユニット
高木 智司氏による、「次世代コミュニティ事業」についての講義となりました。

コミュニティビジネスの実例として、アパレルのレーベルとの取り組みについて、その経緯から、オーディションの機能などエイベックスのリソースを用いながら、双方向となるコミュニティを作るまで、丁寧に説明して頂きました。
また高木氏が7年前のエンタテインメントビジネスコース受講生ということもあり、エイベックスのリソースのひとつでもある、EB受講生とも一緒になって何かできれば、と言って頂きました。
ありがとうございました。引き続き、よろしくお願いいたします。
今回の講義レポートは以上です。
